■ひれ
ゆっくりと泳ぐときには、ひらひらと動かして姿勢を保つ。えさの魚に突進するときには、ぴたっと閉じてまるでロケットのような形となる。
■胴体
頭に見えるが、エラ、心臓、肝臓、胃、生殖腺などが収まっている。
■漏斗管
この管から胴体内に取り込んだ海水うをジェットエンジンのように噴出して泳ぐ。ちなみに、腕の方向に進むのが全身、ひれの方向が後進。漏斗管の方向をすばやく変えて、前後左右や急停止、ホバーリングをする。
■口と頭と目
口の中には鋭いくちばし上のカラストンビがあり、これで餌の魚の肉を噛み砕く。目にはまぶたがないが、視力はよく、暗い海の中でも平気である。
■吸盤
十本の腕の先には吸盤がある。とげのある角質吸盤がいくつかあり、つかまえた獲物をがっちりと離さないしくみ。
■触腕
2本の長い触椀で餌の魚を捕まえ、残り八本でしっかり抱え込む。 |